perp(無期限先物)に興味はあるものの、いきなり実資金でレバレッジ取引を始めるのは怖い、という方は多いはずです。

「仕組みは試してみたいけど、操作を間違えてお金を失いたくない」と感じて、最初の一歩で止まっている方も多いと思います。

結論から言うと、Hyperliquidの「テストネット」を使えば、価値のない疑似資金で本番とほぼ同じ画面のperp取引をひと通り体験できます。

この記事では、テスト資金を受け取るための本番での少額入金から、ロング・ショートの建て方と決済までを、実際の画面に沿って解説します。

Hyperliquidのテストネットとは?本番との違い

テストネットの特徴
  • 価値のない疑似資金(mock USDC)で取引を試せる練習用の環境
  • 注文・レバレッジ・清算など、本番と同じ操作を体験できる
  • URLが本番(app.hyperliquid.xyz)とは別(app.hyperliquid-testnet.xyz)
  • 損益や残高はすべて疑似で、出金はできない

テストネットは、本番とほぼ同じ画面を、価値のない疑似資金で試せる練習用の環境です。
操作の流れは本番と同じなので、ここで慣れておけば本番でも迷いません。

ただし、mock USDCに金銭的な価値はありません。
テストネットでの損益や残高はすべて疑似であり、出金することはできません。

テストネットでperpを体験する全体像

この記事でやること
  • 本番で一度だけ少額のUSDCを入金する(Faucetの解放条件)
  • テストネットでmock USDCを受け取る
  • ロング/ショートを建てて決済する

作業は大きく3つです。本番で入金する、テスト資金を受け取る、perpを建てて決済する
この順番で進めれば、実際にお金を使うのは最初の少額入金だけで済みます。

スクロールできます
所要時間約15分
費用本番入金の少額USDC+Arbitrumのガス代(数十円)のみ
用意するものRabbyウォレット/Arbitrum上のUSDCとETH(ガス用)
対応OSiOS / Android
取引に使う資金mock USDC(疑似・無料)

【準備】Faucetを使うために本番で少額入金する

テスト資金(mock USDC)は、本番のHyperliquidに同じウォレットで一度入金した人だけが受け取れます。
この入金分だけは本物の資金が動くため、無理のない少額(最低5 USDC〜)で行ってください。

ウォレットを接続して規約に同意する

STEP
本番サイトを開く
Hyperliquid本番サイトのURL入力画面

ブラウザで「app.hyperliquid.xyz」を開きます。
※テストネット(-testnet付き)と間違えないよう、URLを確認してください。

STEP
「Connect」をタップする
Hyperliquid本番のConnectボタン

画面右上の「Connect」をタップします。

STEP
接続方法を選ぶ
接続方法の選択画面 WalletConnect

接続方法の一覧から「WalletConnect」をタップします。

STEP
Rabbyを選ぶ
ウォレット一覧でRabbyを検索して選択する画面

ウォレット一覧で「Rabby」を検索し、表示されたRabbyをタップします。

STEP
接続を承認する
RabbyのDApp接続承認画面

Rabbyに接続確認が表示されたら、内容を確認して「接続」をタップします。

STEP
規約に同意する
利用規約とCookieポリシーの同意画面

利用規約とCookieポリシーの2つにチェックを入れ、「Accept」をタップします。

STEP
表示される署名に応じる
Hyperliquid AcceptTermsの署名画面

Rabbyに「Hyperliquid:AcceptTerms」の署名が表示されます。
ガス不要の署名なので、内容を確認して「署名」をタップします。

STEP
取引を有効化する
Establish Connectionの確認画面

「Establish Connection」が表示されたら実行します。これは取引を有効化するための署名で、ガスはかかりません。

USDCを入金する

STEP
入金額を入力してDepositをタップ
Deposit USDC from Arbitrumの入金画面

「Deposit」で、AssetをUSDC・ChainをArbitrumにし、金額を入力して「Deposit」をタップします。
※入金額から0.2 USDCの手数料が差し引かれます。

STEP
表示される承認に署名する
入金時のApproveAgent署名画面

Rabbyに承認の署名が表示されます。内容を確認して「署名」をタップします。

STEP
送金内容を確認する
入金内容の確認画面 送信先とCircle CCTP

送る金額・チェーン(Arbitrum)・送信先を確認します。
安全アラートが表示されることがありますが、内容に問題がなければ次へ進みます。

STEP
署名する
入金トランザクションの署名画面

確認できたら「署名」をタップします。

STEP
入金を確定する
入金シミュレーション結果 マイナス10 USDCの確認画面

最後にシミュレーション結果(−10 USDCなど)を確認し、「署名」をタップすると入金は完了です。

数分でHyperliquidのBalances(残高)に反映されます。
残高が表示されれば、テスト資金を受け取る条件はクリアです。

Hyperliquid本番で残高が反映された画面

テストネットに切り替えてmock USDCを受け取る

本番の入金が終わったら、テストネットに切り替えてテスト資金を受け取ります。ここからは疑似資金だけの世界です。

STEP
テストネットを開いて接続する
HyperliquidテストネットのURLとConnectボタン

「app.hyperliquid-testnet.xyz」を開き、URLに「-testnet」が入っていることを確認して「Connect」します。
本番と同じRabbyのアドレスで接続してください。

STEP
本番と同じ承認に署名する
テストネットのAcceptTerms署名画面

本番のときと同じ「Hyperliquid:AcceptTerms」の署名画面が表示されます。
本番と同じように、内容を確認して「署名」をタップすればOKです。

STEP
メニューからFaucetを開く
サイドメニューのFaucet項目

左上のメニューを開き、「Faucet」をタップします。

STEP
mock USDCを受け取る
1000 mock USDCのClaim画面

「Claim 1000 mock USDC」をタップすると、1,000 mock USDCを受け取れます。
受け取りは本番入金済みのアドレスで一度だけです。

mock USDCでロング・ショートを建ててみる

資金が用意できたら、いよいよperpを建ててみます。まずは銘柄とレバレッジの設定からです。

銘柄を選んでレバレッジを決める

STEP
銘柄をタップして一覧を開く
銘柄セレクターを開く画面

画面左上の銘柄名をタップして、取引する銘柄の一覧を開きます。

STEP
取引する銘柄を選ぶ
perp銘柄の一覧 BTC-USDCなど

BTC-USDCやETH-USDCなど、試したい銘柄を選びます。
銘柄名の下にある「40x」「10x」は、その銘柄で使える最大レバレッジです。

STEP
モードとレバレッジを決める
注文パネルでマージンモードとレバレッジを設定する画面

注文パネルで証拠金モードを「Isolated(分離)」にします。
Isolatedなら、そのポジションに入れた証拠金以上は失いません。

レバレッジは低めから始めるのがおすすめです。倍率を上げるほど清算されやすくなります。

ロングを建てて決済する

STEP
サイズを入力して注文する
サイズとレバレッジ 清算価格 Place Orderの画面

「Buy / Long」を選び、サイズを入力します。
発注前に表示される「Liquidation Price(清算価格)」を必ず確認し、「Place Order」をタップします。

STEP
内容を確認して確定する
Confirm Orderの注文確認画面

注文内容(方向・サイズ・清算価格)を確認し、「Buy / Long」で確定します。
テストネットはガスがかからず、数秒で約定します。

STEP
建ったポジションを確認する
保有ポジションの損益と清算価格の表示

「Positions」に建玉が表示されます。
含み損益(PNL)や清算価格(Liq. Price)がリアルタイムで動くのを確認できます。

STEP
Market Closeで決済する
Market Closeでポジションを決済する画面

ポジションの「Market Close」から決済します。これで疑似的な損益が確定します。

ショート(下落で利益を狙う取引)も、同じ流れで「Sell / Short」を選ぶだけで試せます。
値動きと損益の関係が逆になることを、疑似資金で安全に確かめられます。

本番で取引する前に知っておきたい違い

テストネットで流れをつかんだら、本番との違いも押さえておきましょう。

本番では実際の資金が動きます。
同じ操作でも、清算されれば本物の資産を失う点が、テストネットとの最大の違いです。

スクロールできます
項目テストネット本番
資金疑似(mock USDC)実資金(USDC)
損益疑似・出金不可実損益・出金可能
目的操作を覚える実際に取引する
清算のリスク痛みなし実際の資産を失う

よくある質問

テストネットのperp取引にお金はかかりますか?

取引そのものは疑似資金(mock USDC)で行うため、費用はかかりません。ただしテスト資金を受け取るには、本番で一度だけ少額(最低5 USDC〜)の入金が必要です。

mock USDCで増えた利益は出金できますか?

できません。テストネットの残高や損益はすべて疑似で、現実の資産にはなりません。あくまで操作を練習するための環境です。

本番とテストネットのURLを間違えないコツは?

アドレスバーに「-testnet」が入っているかを毎回確認することです。テスト用と本番用でブックマークを分けておくと、取り違えを防げます。

テスト資金がもらえません。なぜですか?

Faucetは、同じウォレットアドレスで本番に入金した実績がないと使えません。本番入金が残高に反映されてから、もう一度お試しください。

メールログインでも体験できますか?

メールログインだと本番とテストでアドレスが変わり、Faucetが使えないことがあります。本番入金と同じRabbyのアドレスで接続してください。

レバレッジは何倍から試すのがいいですか?

まずは2〜5倍程度の低い倍率から始めるのがおすすめです。倍率を上げるほど清算価格が現在値に近づき、すぐに清算されてしまいます。

ロングとショートの違いは何ですか?

ロングは価格が上がると利益、ショートは価格が下がると利益になる取引です。テストネットなら、どちらも疑似資金で試せます。

テストネットと同じ感覚で本番でも取引できますか?

画面や操作はほぼ同じです。ただし本番は実資金が動き、清算で実損が出る点が決定的に違います。まずはテストネットで十分に慣れてから検討してください。

まとめ

Hyperliquidのテストネットを使えば、価値のない疑似資金で、本番とほぼ同じperp取引をひと通り体験できます。
実際にお金を使うのは、Faucetを開けるための最初の少額入金だけです。

  • テスト資金の受け取りには本番で一度だけ少額入金が必要(Faucetの解放条件)
  • mock USDCは疑似資金。損益・残高は出金できない
  • 注文・清算・決済の流れは本番と同じ。低レバレッジから安全に試す

操作に慣れたら、次は実際にHYPEを手に入れる段階です。HYPEをオンチェーンで取得する手順は、別の記事で解説します。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品やサービスの利用を推奨するものではありません。暗号資産の管理・取引はご自身の責任で行ってください。

本記事は情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。暗号資産は価格変動が大きく、元本割れの可能性があります。記載の数値は確認時点のものです。

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