perp(無期限先物)に興味はあるものの、いきなり実資金でレバレッジ取引を始めるのは怖い、という方は多いはずです。
「仕組みは試してみたいけど、操作を間違えてお金を失いたくない」と感じて、最初の一歩で止まっている方も多いと思います。
結論から言うと、Hyperliquidの「テストネット」を使えば、価値のない疑似資金で本番とほぼ同じ画面のperp取引をひと通り体験できます。
この記事では、テスト資金を受け取るための本番での少額入金から、ロング・ショートの建て方と決済までを、実際の画面に沿って解説します。
テストネットは、本番とほぼ同じ画面を、価値のない疑似資金で試せる練習用の環境です。
操作の流れは本番と同じなので、ここで慣れておけば本番でも迷いません。
ただし、mock USDCに金銭的な価値はありません。
テストネットでの損益や残高はすべて疑似であり、出金することはできません。
作業は大きく3つです。本番で入金する、テスト資金を受け取る、perpを建てて決済する。
この順番で進めれば、実際にお金を使うのは最初の少額入金だけで済みます。
| 所要時間 | 約15分 |
|---|---|
| 費用 | 本番入金の少額USDC+Arbitrumのガス代(数十円)のみ |
| 用意するもの | Rabbyウォレット/Arbitrum上のUSDCとETH(ガス用) |
| 対応OS | iOS / Android |
| 取引に使う資金 | mock USDC(疑似・無料) |
テスト資金(mock USDC)は、本番のHyperliquidに同じウォレットで一度入金した人だけが受け取れます。
この入金分だけは本物の資金が動くため、無理のない少額(最低5 USDC〜)で行ってください。

ブラウザで「app.hyperliquid.xyz」を開きます。
※テストネット(-testnet付き)と間違えないよう、URLを確認してください。

画面右上の「Connect」をタップします。

接続方法の一覧から「WalletConnect」をタップします。

ウォレット一覧で「Rabby」を検索し、表示されたRabbyをタップします。

Rabbyに接続確認が表示されたら、内容を確認して「接続」をタップします。

利用規約とCookieポリシーの2つにチェックを入れ、「Accept」をタップします。

Rabbyに「Hyperliquid:AcceptTerms」の署名が表示されます。
ガス不要の署名なので、内容を確認して「署名」をタップします。

「Establish Connection」が表示されたら実行します。これは取引を有効化するための署名で、ガスはかかりません。

「Deposit」で、AssetをUSDC・ChainをArbitrumにし、金額を入力して「Deposit」をタップします。
※入金額から0.2 USDCの手数料が差し引かれます。

Rabbyに承認の署名が表示されます。内容を確認して「署名」をタップします。

送る金額・チェーン(Arbitrum)・送信先を確認します。
安全アラートが表示されることがありますが、内容に問題がなければ次へ進みます。

確認できたら「署名」をタップします。

最後にシミュレーション結果(−10 USDCなど)を確認し、「署名」をタップすると入金は完了です。
数分でHyperliquidのBalances(残高)に反映されます。
残高が表示されれば、テスト資金を受け取る条件はクリアです。

本番の入金が終わったら、テストネットに切り替えてテスト資金を受け取ります。ここからは疑似資金だけの世界です。

「app.hyperliquid-testnet.xyz」を開き、URLに「-testnet」が入っていることを確認して「Connect」します。
本番と同じRabbyのアドレスで接続してください。

本番のときと同じ「Hyperliquid:AcceptTerms」の署名画面が表示されます。
本番と同じように、内容を確認して「署名」をタップすればOKです。

左上のメニューを開き、「Faucet」をタップします。

「Claim 1000 mock USDC」をタップすると、1,000 mock USDCを受け取れます。
受け取りは本番入金済みのアドレスで一度だけです。
資金が用意できたら、いよいよperpを建ててみます。まずは銘柄とレバレッジの設定からです。

画面左上の銘柄名をタップして、取引する銘柄の一覧を開きます。

BTC-USDCやETH-USDCなど、試したい銘柄を選びます。
銘柄名の下にある「40x」「10x」は、その銘柄で使える最大レバレッジです。

注文パネルで証拠金モードを「Isolated(分離)」にします。
Isolatedなら、そのポジションに入れた証拠金以上は失いません。
レバレッジは低めから始めるのがおすすめです。倍率を上げるほど清算されやすくなります。

「Buy / Long」を選び、サイズを入力します。
発注前に表示される「Liquidation Price(清算価格)」を必ず確認し、「Place Order」をタップします。

注文内容(方向・サイズ・清算価格)を確認し、「Buy / Long」で確定します。
テストネットはガスがかからず、数秒で約定します。

「Positions」に建玉が表示されます。
含み損益(PNL)や清算価格(Liq. Price)がリアルタイムで動くのを確認できます。

ポジションの「Market Close」から決済します。これで疑似的な損益が確定します。
ショート(下落で利益を狙う取引)も、同じ流れで「Sell / Short」を選ぶだけで試せます。
値動きと損益の関係が逆になることを、疑似資金で安全に確かめられます。
テストネットで流れをつかんだら、本番との違いも押さえておきましょう。
本番では実際の資金が動きます。
同じ操作でも、清算されれば本物の資産を失う点が、テストネットとの最大の違いです。
| 項目 | テストネット | 本番 |
|---|---|---|
| 資金 | 疑似(mock USDC) | 実資金(USDC) |
| 損益 | 疑似・出金不可 | 実損益・出金可能 |
| 目的 | 操作を覚える | 実際に取引する |
| 清算のリスク | 痛みなし | 実際の資産を失う |
Hyperliquidのテストネットを使えば、価値のない疑似資金で、本番とほぼ同じperp取引をひと通り体験できます。
実際にお金を使うのは、Faucetを開けるための最初の少額入金だけです。
操作に慣れたら、次は実際にHYPEを手に入れる段階です。HYPEをオンチェーンで取得する手順は、別の記事で解説します。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品やサービスの利用を推奨するものではありません。暗号資産の管理・取引はご自身の責任で行ってください。