Hyperliquidを使ってみたいけれど、画面が複雑そうで気後れしている方も多いはずです。

実は、Hyperliquidは口座を作らなくても、ウォレットをつながなくても、画面を開いて中身を見られます。

発注や入金のときだけウォレット接続が必要で、チャートや板、銘柄の一覧は接続なしでそのまま見られます。だからリスクゼロで「予習」ができます。

この記事では、Hyperliquidの画面をスマホで開きながら、どこに何があるかを一通り案内します。実際に取引を始める前の下見として読んでみてください。

本記事ではスマートフォンの画面で説明しますが、PCと機能は同じです。
スマホ画面で理解できれば、PC側でも理解できるように説明していくので安心してください。

Hyperliquidは口座がなくても画面を見られる

この記事でわかること
  • Hyperliquidの画面の構成(どこに何があるか)
  • トレード・現物・資産・運用の各画面の見方
  • 接続なしで見られる範囲と、接続が必要な操作

Hyperliquid(ハイパーリキッド)は、先物(Perps)と現物(Spot)の両方を扱える分散型の暗号資産取引所です。HYPEは、このHyperliquidというネットワークのカギになるトークンです。

大きな特徴は、ウォレットをつながなくても画面をそのまま閲覧できることです。中身を見て安心してから、実際に触るかどうかを決められます。

接続なしでできること・できないこと

接続なしでも、相場を見るための情報はほとんど閲覧できます。一方で、実際にお金を動かす操作には接続が必要です。

  • 接続なしで見られる:チャート、板、約定履歴、資金調達率、銘柄一覧、Vaultやステーキングの状況
  • 接続が必要:発注(売買)、入金・出金、資産の移動

つまり、この記事で案内する内容はすべて接続なしで自分の目で確認できます。読みながら、実際に画面を開いて見比べてみてください。

Hyperliquidを開く|公式サイトと偽サイトの見分け方

Hyperliquidはスマホのブラウザ(SafariやChrome)で開けます。
公式サイトのURLは「app.hyperliquid.xyz」です。

検索結果の広告や偽サイトにアクセスすると、資産を抜き取られる危険があります。
URLを必ず確認し、一度開いたらブックマークしておくと安全です。

Hyperliquidを開いた最初の画面 メニュー・Connect・下部ナビの位置

開くと、最初にこの画面が表示されます。画面は大きく分けて、次の4つのパーツでできています。

  • ①左上のメニュー(≡):すべての画面への入口
  • ②右上のConnect:ウォレットを接続するボタン(接続して取引する手順は別の記事で解説します)
  • ③下部のMarkets / Trade / Account:画面を大きく切り替えるタブ
  • ④価格表示の開閉ボタン:銘柄の詳しい情報を開いたり閉じたりする

中央の大きなエリアが、チャートや板を見たり売買したりする「取引エリア」です。まずはこの4つの場所を覚えておけば、画面の中で迷いません。

Hyperliquidのメニュー一覧|どの画面に行けるか

左上のメニュー(≡)を開くと、Hyperliquidのすべての画面への入口が並びます。これが画面全体の地図です。

Hyperliquidのメニュー一覧 Trade・Portfolio・Vaults・Stakingなどの項目

主な項目は次のとおりです。まずは上の5つを押さえれば十分で、残りは存在を知っておく程度で構いません。

スクロールできます
メニュー何の画面か
Trade先物・現物の売買画面(メイン)
Portfolio資産(残高)の置き場
Vaults運用先(HLPなど)の一覧
StakingHYPEを預けて報酬を得る
EarnUSDCなどを預けて金利を得る
Outcomes予測市場(結果に賭ける)
Referrals紹介して報酬を得る
Leaderboardトレーダーの損益ランキング

現物(Spot)は独立したメニューではなく、トレード画面や銘柄一覧の「Spot」タブで切り替えます。この点はあとで詳しく見ます。

メニューの下のほうにあるTestnet・Explorer・APIなどは、開発者や上級者向けの項目です。初心者のうちは触らなくて問題ありません。

Hyperliquidのトレード画面(Perps)の見方

ここがHyperliquidの中心、先物(Perps)のトレード画面です。情報量が多く見えますが、ブロックごとに役割を分けて見れば難しくありません。

銘柄を選ぶ

Hyperliquidの銘柄一覧 検索とBTC・HYPE・ETHなどの選択画面

まずは見たい銘柄を選びます。①の検索バーに通貨名を入れるか、③の一覧から選びます。②のStrict / Allは表示する銘柄の範囲の切り替えです。

一覧の銘柄名の下にある「10x」「40x」などは、その銘柄で使える最大レバレッジです。まずはBTCやHYPEなど、知っている銘柄を選んでみましょう。

価格と資金調達率(上部バー)

Hyperliquid上部バー 銘柄・価格・Mark Oracle・24h Volume・資金調達率

画面上部のバーに、その銘柄の基本情報がまとまっています。①が銘柄名で、その右に出ている数字が現在の価格と変動率です。

  • ②Mark / Oracle:清算などの基準に使われる価格
  • ③24h Volume:24時間の取引量
  • ④Funding / Countdown:資金調達率と、次の精算までの残り時間

④の資金調達率は、先物(Perps)特有の仕組みです。買い方と売り方の間で定期的にやり取りされる手数料のようなもので、現物にはありません。

チャート

Hyperliquidのチャート画面 時間足切替・ローソク足・出来高

「Chart」タブでは値動きをローソク足で確認できます。①で時間足(5分・1時間・日など)を切り替え、②がローソク足、③が出来高です。

このチャートはTradingViewという定番ツールが使われており、接続なしでそのまま操作できます。まずは時間足を変えて、値動きを眺めてみましょう。

板と約定履歴

「Order Book」タブでは、いま出ている注文の一覧(板)を見られます。①が買い注文(緑)、②が売り注文(赤)です。

Hyperliquidの板 買い注文と売り注文の一覧

「Trades」タブに切り替えると、実際に成立した取引が新しい順に流れます。①が価格、②が数量、③が時刻です。

Hyperliquidの約定履歴 価格・数量・時刻の一覧

価格が緑なら買いで成立、赤なら売りで成立した取引です。板と約定履歴を見ると、いまどちらの勢いが強いかがつかめます。

注文パネルの見方

Hyperliquidの注文パネル 注文タイプ・証拠金モード・レバレッジ・買い売り

実際に売買するための入力欄が注文パネルです。見るだけなら使いませんが、各欄の意味を知っておくと安心です。

  • ①注文タイプ:成行・指値などの注文の出し方
  • ②証拠金モード:CrossかIsolatedかの選択
  • ③レバレッジ:かける倍率
  • ④Buy / Long・Sell / Short:買い(上昇に賭ける)か売り(下落に賭ける)か
  • ⑤発注ボタン:未接続のときは「Connect」と表示される

⑤が「Connect」になっているのは、ウォレットを接続していないからです。接続しない限り発注は実行されないので、安心して画面を触れます。

①の注文タイプを開くと、成行(Market)や指値(Limit)、TWAPなど複数の出し方が選べます。最初は成行と指値の2つを覚えれば十分です。

Hyperliquidの注文タイプ一覧 成行・指値・TWAPなど

②の証拠金モードでは、CrossとIsolatedを選びます。①Crossは口座全体を担保にする方式、②Isolatedはその取引だけに担保を限定する方式です。

Hyperliquidの証拠金モード CrossとIsolatedの選択画面

③のレバレッジは、スライダーで倍率を決めます。①のスライダーを動かすと②の数字が変わり、HYPEなら最大10倍まで設定できます。

Hyperliquidのレバレッジ調整 スライダーと倍率設定

レバレッジを高くするほど、少しの値動きで資産を失う清算のリスクが上がります。慣れるまでは低い倍率にとどめるのが安全です。

同じ設定画面には「Account Type(口座タイプ)」もあります。①Unifiedが標準で、②Portfolio Marginや③Manualは上級者向けです。最初はUnifiedのままで問題ありません。

Hyperliquidの口座タイプ Unified・Portfolio Margin・Manualの選択画面

自分の建玉・履歴が出る場所(下部タブ)

Hyperliquidの下部タブ Balances・Positions・Open Ordersなど

トレード画面の下部には、①のタブ(Balances・Positions・Open Orders・TWAPなど)があります。ここに、自分の残高や建玉、注文履歴が表示されます。

接続前は中身が空ですが、取引を始めると、いま持っているポジションや過去の注文がここに並びます。「自分の状況を確認する場所」と覚えておきましょう。

現物(Spot)と先物(Perps)の違い

Hyperliquidでは、先物(Perps)だけでなく現物(Spot)も扱えます。銘柄一覧の「Spot」タブに切り替えると、現物の銘柄が並びます。

HyperliquidのSpot銘柄一覧 HYPE USDCなどSPOT表示の銘柄

②でSpotを選ぶと、③の一覧の銘柄名の下に「SPOT」と表示されます。①の検索で銘柄を探せるのは先物と同じです。

現物(Spot)は、その通貨そのものを売買して保有する取引です。先物(Perps)のように価格の上下に賭けるのではなく、買った分だけ自分の資産になります。

HyperliquidのSpot取引画面 レバレッジや資金調達率がない現物のチャート

現物の取引画面を開くと、銘柄名の下に「Spot」と表示されます。先物にあったレバレッジや資金調達率の欄が無いのが、現物の見分け方です。

はじめてのうちは、借金のリスクがない現物のほうが安心です。先物はレバレッジで増減が大きくなるぶん、仕組みを理解してから触るのが安全です。

資産の置き場所とSpot・Perpsの移動

下部ナビの「Account」を押すと、自分の資産(残高)の画面が開きます。Hyperliquidでは、現物(Spot)と先物(Perps)で残高が別々に管理されます。

Hyperliquidの資産画面 SpotとPerpsの残高・Deposit・Withdraw

②のAccount Equityに、SpotとPerpsそれぞれの残高が表示されます。①の下部ナビ「Account」がこの画面への入口です。

画面下の「Perps ⇄ Spot」を使うと、現物と先物の間で資金を移せます。先物で取引したいのにSpotにしか残高がない、というときはここで移動します。

同じ画面の「Deposit」が入金、「Withdraw」が出金です。SpotとPerpsは別財布で、移動はこの画面の「Perps ⇄ Spot」で行う、と覚えておけば迷いません。

Vault・ステーキング・Earnで預けて増やす

Hyperliquidには、自分で売買しなくても資産を預けて増やすことを狙う画面があります。Vault・Staking・Earnの3つで、いずれも接続なしで中身を見られます。

Vault(運用先に預ける)

HyperliquidのVaults一覧 TVLとHLPなどの運用先

Vaultは、運用する人にまとめて資金を預ける仕組みです。①のTotal Value Lockedが預けられた総額、②のProtocol Vaultsに代表的な運用先が並びます。

代表的なのが「HLP(Hyperliquidity Provider)」です。各Vaultには想定利回り(APR)や預入総額(TVL)が表示され、内容を比べられます。

HyperliquidのVaults期間切替 24h・7D・30D・All-time

①の期間メニューで、24時間・7日・30日・全期間を切り替えられます。短期と長期で成績がどう違うかを見比べると、運用先の傾向がつかめます。

Staking(HYPEを預けて報酬)

HyperliquidのStaking画面 Total StakedとYour Stake

Stakingは、HYPEをネットワークの運営役(バリデーター)に預けて報酬を得る仕組みです。①のTotal Stakedが預けられたHYPEの総量、②のYour Stakeが自分の預入量です。

Hyperliquidのバリデーター一覧 名前と説明

下にスクロールすると、預け先のバリデーター一覧が見られます。預け先選びを誤ると報酬を取りこぼすため、実績のある信頼できる相手を選ぶ必要があります。

Earn(USDCなどを預けて金利)

HyperliquidのEarn画面 Health FactorとUSDCなどのAPY

Earnは、USDCなどの資産を貸し出して金利を得る画面です。②のSupply欄に、USDC・USDH・USDTごとの年利(APY)が表示されます。

①のYour Health Factorは、借入も行う場合の安全度を示す指標です。預けるだけなら気にしすぎる必要はなく、まずはどの通貨が何%かを眺めてみましょう。

その他の画面(Outcomes・Referrals・Leaderboard)

ここまでで主要な画面は一通りです。残りのメニューも、どんな画面かだけ知っておきましょう。

HyperliquidのOutcomes画面 予測市場のYesとNo

Outcomesは予測市場です。①のカテゴリ(Crypto・Sportsなど)から選び、②のように「Yes / No」や勝敗に賭けて、当たれば配当を得る仕組みです。

HyperliquidのReferrals画面 紹介コードと報酬

Referralsは紹介の画面です。①でコードを入力・作成し、②で紹介の実績や受け取れる報酬を確認できます。

HyperliquidのLeaderboard画面 ランクと損益・ROI

Leaderboardは、トレーダーの成績ランキングです。①のRank(順位)や②のPNL(損益)・ROI(利益率)が並びます。上位の動きを眺める読み物として楽しめます。

Hyperliquidでよく使う用語

画面を見ていて出てくる用語を、ここでまとめて整理します。意味が分かると、画面の情報がぐっと読みやすくなります。

スクロールできます
用語意味
現物(Spot)通貨そのものを売買して保有する取引。買った分が自分の資産になる
先物(Perps)価格の上下に賭ける取引。期限のない「無期限先物」
レバレッジ手持ち資金の何倍まで取引できるかの倍率。大きいほどリスクも上がる
Cross / Isolated証拠金の使い方。Crossは口座全体、Isolatedはその取引だけを担保にする
資金調達率(Funding)先物で買い方と売り方の間でやり取りされる手数料のような調整金
Mark価格清算などの判定に使われる基準価格
清算(Liquidation)損失が一定を超えたとき、ポジションが強制的に決済されること

よくある質問

Hyperliquidは口座やウォレットがなくても見られますか?

はい。チャートや板、銘柄一覧、Vaultやステーキングの状況は、接続なしでそのまま見られます。発注や入金など、お金を動かす操作のときだけウォレット接続が必要です。

専用アプリは必要ですか?スマホのブラウザで見られますか?

スマホのブラウザ(SafariやChrome)で「app.hyperliquid.xyz」を開けば見られます。専用アプリは不要です。偽サイトを避けるため、URLを確認してブックマークしておくと安心です。

現物(Spot)と先物(Perps)は何が違いますか?

現物は通貨そのものを買って保有する取引で、買った分が自分の資産になります。先物は価格の上下に賭ける取引で、レバレッジをかけられるぶん増減が大きくなります。初心者には現物のほうが安心です。

SpotとPerpsの残高はなぜ分かれているのですか?

Hyperliquidでは現物と先物の資金が別管理になっているためです。資産画面の「Perps ⇄ Spot」を使えば、両者の間で資金を移動できます。

資金調達率(Funding)とは何ですか?

先物(Perps)で、買い方と売り方の間で定期的にやり取りされる手数料のような調整金です。現物にはありません。上部バーのFunding欄で、いまの率と次の精算までの時間を確認できます。

レバレッジは最大何倍までかけられますか?

銘柄によって異なります。HYPEは最大10倍で、BTCなど他の銘柄ではより高い倍率が設定されている場合もあります。倍率が高いほど清算のリスクが上がるため、慣れるまでは低めに抑えるのが安全です。

Vault・Staking・Earnの違いは何ですか?

Vaultは運用する人にまとめて資金を預ける仕組み、StakingはHYPEを預けて報酬を得る仕組み、EarnはUSDCなどを貸して金利を得る仕組みです。いずれも接続なしで内容を確認できます。

偽サイトを避けるにはどうすればいいですか?

公式URLは「app.hyperliquid.xyz」です。検索結果の広告や似たURLは偽サイトの可能性があるため、正しいURLを確認したうえでブックマークから開く習慣をつけてください。

まとめ

Hyperliquidは、口座もウォレット接続もなしで、画面のほとんどを見られます。実際に取引する前に一通り眺めておくと、いざ触るときに迷いません。

  • チャート・板・銘柄一覧は接続なしで見られ、発注や入金のときだけ接続が必要
  • 先物(Perps)と現物(Spot)は別物で、残高も別管理。移動は「Perps ⇄ Spot」で行う
  • 公式URLはapp.hyperliquid.xyz。偽サイトを避けてブックマークから開く

画面の地図が頭に入ったら、次は実際にウォレットを接続して、入金や取引に進む段階です。その手順は別の記事で解説します。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品やサービスの利用を推奨するものではありません。暗号資産の取引・運用はご自身の責任で行ってください。

本記事は情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。暗号資産は価格変動が大きく、元本割れの可能性があります。記載の数値は確認時点のものです。

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