ウォレットを作ったら、次は実際にそのウォレットへ資産を送ってみる番です。とはいえ、初めての送金は誰でも緊張します。

「アドレスを間違えたら資産が消えるんでしょ」「ガス代が高いんでしょ」と不安で、最初の一歩が踏み出せない方も多いはずです。

結論から言うと、bitbankで少額のARBを買えば、ネットワーク手数料わずか数円で、オンチェーン送金を安全に練習できます。

この記事では、bitbankでARBを買い、Arbitrum One経由で自分のRabbyウォレットへ送るところまでを、実際の画面に沿って解説します。

なぜ先に「少額のオンチェーン送金」を体験するのか

この体験で身につくこと
  • 受取アドレスを正しくコピーする
  • 出金時にネットワーク(Arbitrum One)を選ぶ
  • 送金先アドレスを登録して送る

取引所から自分のウォレットへ資産を動かす操作は、慣れてしまえば数分で終わります。それでも初回は緊張するものです。

だからこそ、失っても痛くない少額で一度通しておくことに意味があります。本番でまとまった額を動かすときに、手が止まらなくなります。

ここでARBをArbitrumで送るのには理由があります。ARBはArbitrumというネットワークが本拠地のトークンで、
Arbitrumはガス(手数料)が非常に安く、送金にかかるのは数円程度です。

しかもArbitrumは、この先HYPEやHyperliquidに触れるときの主戦場でもあります。今ここで慣れておくと、その後の手順がまるごと楽になります。

ARBをRabbyに送るまでの全ステップ

この記事でやること
  • bitbankで少額のARBを買う
  • Rabbyの受取アドレスを用意する
  • bitbankからRabbyへARBを出金する

作業は大きく3つです。買う受取アドレスを用意する送る。この順番で進めれば迷いません。

スクロールできます
所要時間約10〜15分
費用ネットワーク手数料 約0.64 ARB(数円)+ARB購入額
用意するものbitbankの口座/Rabby(C1で作成済み)
使うネットワークArbitrum One

bitbankのARBはArbitrum One専用です。
受取側と違うネットワークを選ぶと、送ったARBを失う可能性があります。

bitbankで少額のARBを買う

bitbankの特徴
  • 国内で運営される暗号資産取引所で、スマホアプリだけで完結する
  • 販売所と取引所(板取引)の両方に対応している
  • ARBを含む多くの銘柄を取り扱っている
  • ARBをArbitrum Oneネットワークでそのまま出金できる

今回は、国内の暗号資産取引所「bitbank(ビットバンク)」を使って送金します。スマホアプリだけで、ARBの購入から送金まで完結します。

bitbankを選ぶ理由はシンプルです。
ARBをArbitrum Oneネットワークでそのまま出金できるため、自分のウォレットへArbitrumで送る今回の用途にそのまま使えます。

まずは送る元手のARBを用意します。bitbankの口座開設は済んでいる前提で進めます(口座開設は別記事で解説します)。

STEP
取引所で「ARB/JPY」を選ぶ
bitbank取引所の銘柄一覧でARB/JPYを選ぶ画面

画面下の「取引所」を開きます。
銘柄一覧から「ARB/JPY」をタップします。

STEP
「買い」で少額のARBを購入する
bitbank ARB/JPYの現物取引で買い注文を入力する画面

「現物」の「買い」を選び、数量または金額を入力して注文します。
送金の練習が目的なので、まずは数千円〜1万円分ほどで十分です。

Rabbyで受取アドレスを用意する

次に、ARBの届け先になるRabbyの受取アドレスを準備します。送る前にこのアドレスをコピーしておきます。

STEP
Rabbyで「受取る」を開く
Rabbyウォレットのホーム画面で受取るをタップする

Rabbyを開きます。
ホーム画面の「受取る」をタップします。

STEP
アドレスをコピーする
Rabbyの受取画面でアドレスをコピーする

「全てのEVMチェーン」と表示されていることを確認します。
下の「アドレスをコピー」をタップします。

このアドレスは「0x」で始まるEVM共通のアドレスです。
同じアドレスでArbitrumのARBも受け取れるので、Rabby側で特別な設定は要りません。

bitbankに出金先アドレスを登録する(初回のみ)

bitbankでは、送金する前に出金先アドレスの登録が必要です。少し項目が多いですが、登録は初回の一度だけです。

STEP
メニューから「出金」を開く
bitbankのメニュー画面で出金を選ぶ

画面右下の「メニュー」を開きます。
一覧から「出金」をタップします。

STEP
出金する通貨で「ARB」を選ぶ
bitbankの出金通貨一覧でARB(アービトラム)を選ぶ

出金する通貨の一覧を開きます。
「ARB(アービトラム)」をタップします。

STEP
「アドレス一覧」を開く
bitbank ARB出金画面のアドレス一覧ボタン

ARB出金画面が開きます。
右上の「アドレス一覧」をタップします。

STEP
「新規追加」をタップする
bitbank ARBアドレス一覧の新規追加ボタン

アドレス一覧が開きます。
右上の「新規追加」をタップします。

STEP
ラベル・ネットワーク・アドレスを入力する
bitbank ARBアドレス追加画面でラベル・ネットワーク・アドレスを入力

このフォームでは、次の3つを入力します。
上から順に埋めていきましょう。

  • ラベル:自分用のメモ名(例:Rabby Wallet)
  • ネットワーク:「Arbitrum One」を選ぶ
  • ARBアドレス:Rabbyでコピーしたアドレスを貼り付け

いちばん大事なのはネットワークの選択です。
ここを間違えると送ったARBを失うため、必ずArbitrum Oneにしてください。

STEP
送金先「プライベートウォレット」と受取人を選ぶ
bitbank ARBアドレス追加で送金先プライベートウォレットと受取人本人を選ぶ

送金先の種別と受取人を指定します。
あわせて確認事項にもチェックを入れます。

  • 送金先:「プライベートウォレット」を選ぶ
  • 受取人:自分のウォレットなので「本人」
  • 確認事項:表示される内容を読み、チェックを入れる
STEP
受取人情報と出金の目的を入力して「確認」
bitbank ARBアドレス追加で受取人住所と出金の目的を入力

受取人情報と出金の目的を入力します。
項目は次のとおりです。

  • 受取人の住所:郵便番号と住所
  • 出金の目的:例「暗号資産の投資、運用」
  • 外為法・米国OFAC規制に抵触しないことの確認にチェック

入力できたら「確認」をタップします。
次の画面で内容を確認します。

STEP
内容を確認して「確定」する
bitbank ARBアドレス追加の確認画面で確定する

入力した内容が表示されます。
間違いがなければ「確定」をタップして、アドレスの登録は完了です。

ARBをRabbyへ出金する

アドレスを登録できたら、いよいよ送金です。登録したアドレスを選んで、数量を指定して送ります。

STEP
アドレスと数量を入力して「出金内容を確認」
bitbank ARB出金画面で登録したRabbyアドレスと出金数量を入力

登録したアドレスを選び、出金する数量を入力します。
次の3点をセットします。

  • アドレス:登録した「Rabby Wallet – Arbitrum」を選ぶ
  • 出金数量:送りたい数量を入力(「最大」で全額)
  • ネットワーク:「Arbitrum」になっているか確認

ネットワーク手数料はここに表示されます(画面の例では0.64 ARB=数円ほど)。
確認できたら「出金内容を確認」をタップします。

STEP
内容を確認して「出金する」
bitbank ARB出金の最終確認画面で出金するをタップ

最後に、出金内容を確認します。
次の項目をひとつずつ見比べてください。

  • ラベル(送り先)
  • ネットワーク(Arbitrum)
  • 出金先アドレス
  • 出金数量・手数料・合計

すべて正しければ「出金する」をタップします。
これで送金手続きが実行されます。

STEP
出金申請の完了を確認する
bitbank 出金申請を承りましたの完了画面

「出金申請を承りました」と表示されれば、送金手続きは完了です。
あとはRabbyへの着金を待つだけです。

Arbitrumは反映が速く、着金はおおむね数分です。Rabbyを開いて残高にARBが増えていれば、送金は成功です。

送金前に押さえる鉄則

オンチェーン送金は、慣れれば簡単ですが、たった一度のミスが資産の喪失につながります。「やってはいけないこと」と「テスト送金」をセットで押さえてください。

絶対にやってはいけないこと

やってはいけないこと
  • アドレスを手入力する(必ずコピー&貼り付け)
  • ネットワークを確認せずに送る
  • いきなり全額を送る
  • 画面共有や遠隔操作をされた状態で送る
  • 誰かに急かされながら送る

オンチェーン送金は取り消せません。アドレスやネットワークを間違えても、誰も取り戻せません。

テスト送金のすすめ

不安なときは、いきなり本番の額を送らず、まず最小額で1回試すのが確実です。

  • まず最小額を送り、Rabbyへの着金を確認する
  • 着金できたら、あらためて本番の額を送る
  • アドレスは貼り付けたうえで、先頭と末尾の数文字を目視で照合する
  • 送る側(bitbank)と受け取る側(Rabby)のネットワークを一致させる

よくある質問

送金にはどれくらい時間がかかりますか?

Arbitrumは反映が速く、数分で着金するのが一般的です。混雑時はもう少しかかることもあります。

なぜEthereumではなくArbitrumで送るのですか?

Arbitrumはガス(手数料)が桁違いに安く、送金が数円で済むからです。さらに、この先HYPEやHyperliquidに触れるときの主戦場でもあります。

ネットワークを間違えて送るとどうなりますか?

着金しなかったり、最悪の場合は資産を取り戻せなくなります。送る側と受け取る側のネットワークを一致させることが鉄則です。

ネットワーク手数料はいくらくらいですか?

画面の例では0.64 ARB(数円ほど)でした。送る通貨やネットワーク、相場によって変わるため、出金画面に表示される額を確認してください。

受取アドレスはEthereumとArbitrumで違いますか?

Rabbyの「0x」で始まるアドレスはEVM共通で同じです。どのネットワークで届くかは、送る側(bitbank)でのネットワーク選択で決まります。

少額とはいくらが目安ですか?

失っても痛くない数千円〜1万円分ほどで十分です。あくまで送金に慣れることが目的です。

届いたARBはこの後どうしますか?

Rabbyの中でUSDCなどにスワップし、Hyperliquidへ入金していく流れになります。その手順は別の記事で解説します。

アドレス登録の項目が多いのはなぜですか?

国内取引所のルールで、初回だけ受取人情報などの入力が必要です。一度登録すれば、次回からはアドレスを選ぶだけで送れます。

まとめ

一度自分の手でオンチェーン送金を通すと、ウォレットとの距離がぐっと縮まります。大切なのは、慣れる前に少額で試しておくことです。

  • bitbankで少額のARBを買い、Arbitrum OneでRabbyに送るだけ
  • ネットワークはArbitrum One固定。送る側と受け取る側を一致させる
  • まず最小額のテスト送金→着金確認→本番、が事故ゼロの順番

ウォレットにARBが届いたら、次はそれをUSDCに替えてHyperliquidへ入金していきます。その手順は別の記事で解説します。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品やサービスの利用を推奨するものではありません。暗号資産の管理・取引はご自身の責任で行ってください。

本記事は情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。暗号資産は価格変動が大きく、元本割れの可能性があります。記載の数値は確認時点のものです。

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