HYPEを買って自分のウォレットに持ったものの、ただ置いているだけになっていないでしょうか。
「ステーキングで報酬がもらえると聞いたけれど、やり方が分からない」「途中で動かせなくなるのが不安」と感じている方も多いはずです。
結論から言うと、RabbyにあるHYPEをHyperliquidに戻し、バリデータに委任(デリゲート)するだけでステーキングを始められます。
ただし、委任には1日、解除して引き出すには7日かかります。先にこの2点だけ押さえておきましょう。
この記事では、HYPEをHyperCoreに戻すところから、バリデータへの委任と解除(アンステーク)までを、実際の画面に沿って解説します。
HyperliquidのL1は、HYPEをバリデータに委任して支える仕組み(デリゲート型のプルーフ・オブ・ステーク)です。自分でサーバーを運用しなくても、委任先を選ぶだけで参加できます。
報酬の受け取りに特別な操作は要りません。報酬は毎分積み上がり、毎日自動で同じバリデータに再委任(複利)されます。
利回りは総ステーク量によって変動します。執筆時点では総ステークが約4億3,600万HYPEで、各バリデータの推定利回り(Est. APR)はおおむね年2.1〜2.2%前後で表示されています。
注意点として、報酬はバリデータが正常に稼働している場合にのみ発生します。停止中(jail)のバリデータに委任していると、その間は報酬が一切付きません。
作業は大きく3つです。HyperCoreに戻す、Staking残高へ移す、バリデータに委任する。前の記事でRabbyに引き出したHYPEを、もう一度Hyperliquidに戻すところから始めます。
| 用意するもの | RabbyにあるHYPE(少額のガス用も含む) |
|---|---|
| 費用 | 移送・委任ごとに少額のガス |
| 委任のロックアップ | 委任から1日は解除不可 |
| 引き出し(解除) | Staking→Spotは7日の待機(最大5件まで) |
| 対応環境 | スマホ(ブラウザ)+Rabby |
ステーキングするには、HYPEがHyperCoreのSpot残高にある必要があります。前の記事でRabby(HyperEVM)に引き出したHYPEを、まずHyperCoreに戻します。

app.hyperliquid.xyzを開き、下部の「Balances」でHYPEを表示します。HYPEの行にある「Transfer to/from EVM」をタップします。

「EVM Transfer」が開きます。向きが「EVM → Spot」になっていることを確認し、通貨にHYPE、金額を入力します。
「Switch to the HyperEVM to Transfer」が出たら、ウォレットのネットワークをHyperEVMに切り替えてから進めます。

Rabbyの署名画面が開きます。操作が「HyperliquidTransaction:CDeposit」(HyperCoreへの入金)になっていることを確認し、「署名」をタップします。
このとき「未知の署名タイプ」と表示されますが、自分で開いた移管画面からの署名であれば正常な挙動です。
着金まで数十秒ほどかかる場合があります。HyperCoreのSpot残高にHYPEが反映されたら、次のステーキングに進みます。
HYPEがSpot残高に戻ったら、Staking残高へ移し、バリデータに委任します。ここからが実際のステーキングです。

左上のメニューを開き、「Staking」をタップします。

Stakingページが開きます。「Spot ⇄ Staking Balance Transfer」をタップします。
このページでは総ステーク量(Total Staked)や自分のステーク(Your Stake)も確認できます。

向きが「Spot Balance → Staking Balance」になっていることを確認し、金額を入れて「Transfer」をタップします。
この移送は即時で完了します。

「Stake」を開くと、委任できるバリデータの一覧が表示されます。まずはどんな運営者がいるかを眺めてみましょう。

右に表示される「Uptime(稼働率)」「Est. APR(推定利回り)」「Commission(手数料)」を見比べます。
稼働率が低い、またはStatusがActiveでないバリデータは、報酬が出ない期間が生じるため避けてください。

委任する金額を入力し、委任先のバリデータを選びます。内容を確認したら実行に進みます。

Rabbyの署名画面で、操作が「HyperliquidTransaction:TokenDelegate」(委任)になっていることを確認し、「署名」をタップします。
これで委任が完了し、ステーキングが始まります。委任した直後から1日間は、解除(アンステーク)ができません。
預けたHYPEを引き出すときは、委任のときと逆の順番です。バリデータから解除し、そのあとStaking残高からSpot残高へ戻します。

Stakingページに戻り、「Unstake」をタップします。

解除する金額と、解除元のバリデータを選んで「Unstake」を実行します。
委任から1日のロックアップ中は解除できず、画面に解除可能な日時が表示されます。
解除したHYPEは、即時にStaking残高へ戻ります。そのあと「Spot ⇄ Staking Balance Transfer」でSpot残高へ移しますが、ここに時間がかかります。
Staking残高からSpot残高への移送は7日間ロックされ、途中で早めることはできません。1つのアドレスにつき、保留できる引き出しは最大5件までです。
ステーキングは「預けたら終わり」ではありません。資金を動かせない期間と、委任先の選び方を押さえておきましょう。
とくに見落としやすいのが資金拘束です。急な値動きで売りたくなっても、解除から7日が経つまでSpotに戻せません。生活に必要な資金とは切り離して考えましょう。
委任先は、利回りの数字より先に「ちゃんと動いているか」で絞り込むのが基本です。
HYPEのステーキングは、RabbyのHYPEをHyperCoreに戻し、Staking残高へ移してバリデータに委任するだけで始められます。大切なのは、資金が動かせない期間を理解したうえで、信頼できる委任先を選ぶことです。
HYPEを増やす方法はステーキングだけではありません。HYPEを預けて運用するレンディングの始め方は、別の記事で解説します。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品やサービスの利用を推奨するものではありません。利回り・手数料・ロックアップ期間などの数値は執筆時点のもので、変更される場合があります。暗号資産の管理・取引はご自身の責任で行ってください。