200

英字(A–Z)71語

A

Activation Gas Fee アクティベーションガスフィー
新しいHyperCoreアカウントを初めて有効化する際に発生する手数料。新規アカウントを宛先とする最初の取引では、1 USDC、1 USDT、1 USDHなど、1単位の見積通貨が必要になる。未アクティベートのアカウントはCoreWriter経由の操作を送れないため、入金直後の操作でつまずく原因になりやすい。
ADL Auto-Deleveraging
清算で損失を処理しきれない時、利益の出ている反対側ポジションを強制的に縮小して帳尻を合わせる仕組み。利益が出ているポジションでも、極端な相場では強制決済の対象になりうる。
Agent Wallet / API Wallet エージェントウォレット / エーピーアイウォレット
メインウォレットの代わりに取引用の権限を持たせるウォレット。自動売買やAPI取引で使われる。メインの秘密鍵を直接使わずに済む一方、権限管理を誤ると不正注文や資金移動のリスクがある。
Aligned Quote Asset / AQA Aligned Quote Asset
Hyperliquidと足並みを揃えたステーブルコインの枠組み。発行体がHyperliquidの流通力を活用する代わりに、オフチェーン準備金収益の一部をプロトコルへ分配する。対象資産を見積通貨やHIP-3 perpの証拠金として使う取引では、テイカー手数料、メイカーリベート、手数料ティアへの出来高寄与で優遇を受けられる。
AMM Automated Market Maker
板を持たず、流動性プールと数式で価格を決める自動マーケットメイカー方式。GMXなどが採用した。
approve(承認) あぷるーぶ
コントラクトに自分のトークンを動かす権限を与える操作。過剰な承認は資産流出の温床になる。
APR/APY Annual Percentage Rate / Yield
年率の表し方。単利がAPR、複利を加味したものがAPY。利回り比較で意味が変わる。
Assistance Fund アシスタンスファンド
Hyperliquidの手数料収益の一部を受け取り、L1の実行ロジック上でHYPEへ自動変換する仕組み。Assistance Fund内のHYPEはバーン扱いとなり、流通供給・総供給から取り除かれる。HYPEの価値循環を理解するうえで重要な要素。

B

BNB Binance Coin
Binanceの取引所トークン。実収益に裏打ちされた買い戻し型として、HYPE評価の比較対象になる。
Bridge2 ブリッジツー
Arbitrum上のUSDCをHyperliquidへ出し入れする公式ブリッジ。入出金はバリデータ署名で確定するため、ここが取引と違って信頼を要する部分になる。

C

CDP Collateralized Debt Position
担保を預けてステーブルコインなどを発行する仕組み。Felixなどが提供する。
CEX Centralized Exchange
運営が資産を預かり、板や約定を中央で管理する取引所。BinanceやBybitなど。
CFTC Commodity Futures Trading Commission
米国の商品先物・デリバティブ規制当局。暗号資産デリバティブやオンチェーン金融の規制環境を考える際に参照される。Hyperliquid固有の仕組みというより、周辺規制の文脈で重要。
Circle サークル
USDCを発行する米国の企業。Hyperliquidの証拠金がこの発行体に依存する点がUSDHの背景になる。
Clearinghouse クリアリングハウス
HyperCore内でポジションと証拠金を管理する中核。各ユーザーの建玉・担保・清算状態を一元的に扱う。
CLOB Central Limit Order Book
指値注文を価格優先・時間優先で付け合わせる板方式。Hyperliquidはこれをフルオンチェーンで動かす。
CoreWriter コアライター
HyperEVM上のコントラクトから、HyperCore側へ注文・送金・Vault操作などのアクションを書き込むための仕組み。precompileがHyperCore状態の読み取りを担うのに対し、CoreWriterはHyperCoreへの操作実行を担う。

D

DAT(トレジャリー企業) Digital Asset Treasury
暗号資産を財務資産として保有・運用する企業。HYPEのようなトークンでは、上場企業や投資ビークルによる保有が需給面の論点になることがある。
DeFi Decentralized Finance
中央の事業者を介さず、スマートコントラクトで金融サービスを提供する領域。
DEX Decentralized Exchange
スマートコントラクトで取引し、運営に資産を預けない設計の取引所。

E

Earn アーン
Hyperliquid内で資産を預け、一定の収益機会を得る機能・導線。HLPがUSDCを供給する先として説明されることがあり、Vaultや流動性供給の理解と関連する。
ERC-20 いーあーるしーにじゅう
イーサリアム系で標準的なトークン規格。HyperEVM上のトークンもこの形式をとる。
ETF/ETP Exchange-Traded Fund / Exchange-Traded Product
証券取引所で売買できる投資商品。HYPEに連動するETFやETPが登場すれば、ウォレットを直接使わずにHYPE価格へアクセスする手段になりうる。
EVM Ethereum Virtual Machine
イーサリアム互換のスマートコントラクト実行環境。多くのチェーンが採用し、HyperEVMもこれに準じる。

F

Felix フェリックス
HyperEVM上のCDP型ステーブルコインプロトコル。担保を預けてステーブルを発行する。
Foundation委任 ふぁうんでーしょんいにん
財団や関連主体が保有・委任するステークが、バリデータ集合やネットワーク運営にどの程度影響を与えるかという論点。分散性を評価する際は、委任先やステーク分布の最新状況を確認する必要がある。
FTT / FTX FTX Token
破綻した取引所FTXのトークン。自己参照的な担保構造が崩壊した教訓として、HYPE評価で引き合いに出される。

H

HIP-1 Hyperliquid Improvement Proposal 1
Hyperliquidのネイティブトークン規格。ティッカーのダッチオークションを通じてスポットトークンを発行する仕組みを定める。
HIP-2 Hyperliquid Improvement Proposal 2
HIP-1で発行されたスポットトークンの流動性を支える、完全オンチェーンの流動性供給戦略。一般的な自動板戦略とは異なり、オペレーターを介さず、Hyperliquidのブロック遷移ロジックの一部として動作する。
HIP-3 Hyperliquid Improvement Proposal 3
第三者が許可なく独自の無期限先物市場を立ち上げられる枠組み。デプロイヤーは一定量のHYPEをステークし、市場定義、オラクル、レバレッジ制限、必要に応じた決済処理などを担う。悪意ある市場運営やプロトコルの安全性を損なう挙動がある場合、バリデータ投票によりデプロイヤーのステークが没収(スラッシュ)される可能性があり、ステーク解除の待機中(アンステークキュー中)も没収対象であり続ける。手数料仕様は更新されやすいため、公開時は公式Feesページも確認したい。
HIP-4 Hyperliquid Improvement Proposal 4
Outcome markets、つまり結果に応じて価値が決まる市場を扱うための枠組み。Yes/No型の結果市場や、一定範囲内で決済される完全担保型コントラクトに利用でき、予測市場的なユースケースにもつながる。
HLP Hyperliquidity Provider
HyperliquidのプロトコルVault。複数のマーケットメイク戦略で流動性を供給し、清算の一部を担い、EarnへのUSDC供給や取引手数料の一部獲得も行う。利用者はUSDCを預けてVaultの損益を共有できるが、最新の預入から4日間は出金できない。
HYPE ハイプ
Hyperliquidのネイティブトークン。ステーキング、HyperEVMのガス支払い、HIP-3のステーク、手数料由来の価値循環などに関わる。
HyperBFT ハイパービーエフティー
HotStuffに着想を得てHyperliquid向けに最適化された独自のコンセンサスアルゴリズム。低遅延で一ブロックごとに取引を確定させ、板取引の速度を支える。
HyperCore ハイパーコア
板・証拠金・清算・ファンディングなど取引エンジンの中核を担う実行レイヤー。注文や約定がスマートコントラクト呼び出しではなくチェーンのネイティブ機能として処理される。
HyperEVM ハイパーイーブイエム
Hyperliquid上の汎用スマートコントラクト実行環境。別チェーンではなく、HyperCoreと同じHyperBFTに保護された構成要素で、EVM互換アプリを動かせる。HyperCoreの板や流動性をアプリの部品として利用できる点が特徴。
HyperLend はいぱーれんど
HyperEVM上のレンディングプロトコルの一つ。暗号資産レンディングサービス「HyperLending」とは別プロジェクトであり、名称が似ているため混同に注意が必要。
Hyperliquid ハイパーリキッド
フルオンチェーンの金融システムを目指す高性能レイヤー1ブロックチェーン。取引エンジンであるHyperCoreと、汎用スマートコントラクト環境であるHyperEVMを備え、perp・spotのオンチェーン板取引やDeFiアプリを同一基盤上で扱える。
Hyperliquid Labs ハイパーリキッドラボ
Hyperliquidの開発に関わる中心的なチーム。VC主導ではなく、比較的少数精鋭の体制で発展してきた点がコミュニティ内で語られることが多い。
Hyperps ハイパーピーエス
Hyperliquid独自の無期限契約(Hyperliquid-only perps)。通常のperpと似た形で取引できるが、原資産の現物価格や指標オラクルを必要とせず、Hyperp自身のマーク価格の移動平均を基準にファンディングを決める。主に上場前トークン向けに使われ、対象が主要CEXの現物に上場すると通常のperpへ変換される。
Hyperunit ハイパーユニット
BTC、ETH、SOLなどのネイティブ資産をHyperliquid上で利用できるようにする資産トークン化レイヤー。Unit Protocolの仕組みを通じて、対応資産をHyperliquidのスポット残高として扱えるようにする。
HypurrFi ハイパーファイ
HyperEVM上のレンディングプロトコルの一つ。
Hypurrscan ハイパースキャン
Hyperliquid向けのオンチェーンエクスプローラ。取引やアドレス、Vault、手数料由来の動きなどを追跡する際に使われる。

J

Jailing ジェイリング
バリデータが十分な頻度や低遅延でコンセンサスメッセージに応答しない場合、他のバリデータの投票により一時的にコンセンサス参加から外される仕組み。スラッシングとは異なり、資産没収そのものを意味しない。
JELLY事件 じぇりーじけん
攻撃者がHLPに不利なポジションを押し付けたとされ、バリデータ投票による上場廃止と強制決済で対応した一件。Hyperliquidの分散化、ガバナンス、緊急時介入の是非をめぐる議論を呼んだ。

K

kHYPE ケーハイプ
Kinetiqが発行するHYPEのリキッドステーキングトークン。ステーク中のHYPEを表し、DeFiで運用できる。
KYC/AML Know Your Customer / Anti-Money Laundering
本人確認とマネーロンダリング対策の総称。事業者が法令順守のために行う。

M

MPC Multi-Party Computation
一つの秘密鍵を分割して複数主体が分担保持し、単独では署名できないようにする計算技術。鍵そのものを一箇所に存在させない点がマルチシグと異なる。

N

Native Markets ネイティブマーケッツ
USDHの発行体として選定された主体。USDHをめぐる発行体選定は、Hyperliquidにおけるバリデータ投票やステーブルコイン戦略を考えるうえで重要な事例。

O

OI(建玉) Open Interest
決済されずに市場に残っているポジションの総額。取引所の規模や支配力を測る指標。
OIキャップ(建玉上限) おーぷんいんたれすときゃっぷ
1つの市場で積み上げられる建玉の上限。リスク集中や毒性ポジションの押し付けを抑える。JELLY事件後に重視された。

P

PnL(損益) Profit and Loss
ポジションの利益と損失。決済前の評価が含み損益、確定したものが実現損益。
Polymarket ぽりまーけっと
代表的な予測市場プラットフォーム。Hyperliquid関連の市場が作られることもあり、コミュニティの期待や懸念を読む材料になる場合がある。
PoS(プルーフ・オブ・ステーク) Proof of Stake
トークンのステーク量に応じて合意形成に参加する方式。Hyperliquidが採用する。
precompile プリコンパイル
HyperEVM側からHyperCoreの板やポジションなどの状態を読み取るために用意された特殊なコントラクト群。
PURR パー
Hyperliquidのスポット市場で初期に発行された代表的なコミュニティトークン。エコシステムのミーム文化を象徴する。

R

RWA Real World Asset
株式や債券、商品など現実世界の資産をトークン化したもの。

S

SEC Securities and Exchange Commission
米国の証券規制当局。トークナイズド株、ETF/ETP、暗号資産の証券性などを考える際に参照される。Hyperliquid固有の仕組みではなく、周辺規制の文脈で重要。
Spot account / Perp account スポットアカウント / パープアカウント
Hyperliquid内でスポット取引と無期限先物取引の残高を分けて扱う口座区分。USDCやHYPEなどの資産は、用途に応じてアカウント間で移動する必要がある。
Staking Linking ステーキングリンキング
取引用アカウントとステーキング用アカウントを紐づけ、ステーキング量を取引手数料割引に反映させる仕組み。紐づけ先のステーキング側アカウントは、取引側アカウントの全資金を一度の取り消し不能な操作で自分へ移せるため、必ず自分が管理するアカウント同士でのみ行う。リンクは永久で、解除はサポートされていない。
stHYPE エスティーハイプ
Thunderhead系が発行するHYPEのリキッドステーキングトークン。kHYPEと並ぶ代表例。

T

TP/SL Take Profit / Stop Loss
あらかじめ決済価格を決めておく注文。利益確定がTP、損失限定がSL。
trade.xyz とれーどえっくすわいぜっと
HIP-3を活用して株や指数の無期限先物市場を展開したデプロイヤーの代表例。
TVL Total Value Locked
プロトコルに預け入れられた資産の総額。規模や勢いを測る。
TWAP注文 Time-Weighted Average Price
大口注文を一定時間に分散して執行し、価格への影響を抑える注文方法。短時間で一括執行すると板を大きく動かす可能性があるため、機関投資家や大口トレーダーが利用することがある。

U

Unit (Unit Protocol) ユニット
BTC・ETH・SOLなどのネイティブ資産をHyperliquid上で利用できるようにする資産トークン化基盤。GuardianネットワークがMPC/TSSを用いて入出金処理に関わる。
USDC USD Coin
Circleが発行するドル連動のステーブルコイン。Hyperliquidの主要な証拠金通貨。
USDH ユーエスディーエイチ
Hyperliquidエコシステム向けのステーブルコイン。USDCやCircleへの依存を減らし、取引・担保・手数料面でHyperliquid内の循環を強める狙いがある。発行体選定はバリデータ投票によって行われた。

V

Vault(ボールト) ぼーると
資金をまとめて運用する金庫の総称。Hyperliquidでは、プロトコルVaultであるHLPと、個人やチームが運用者となるユーザーVaultに大別される。Vaultは損益を共有できる一方、戦略リスクやロックアップにも注意が必要。

W

WBTC ラップトビットコイン
ビットコインをイーサリアム系など別の環境で扱えるようにしたラップトークン。管理者やブリッジへの信頼が必要になるため、ネイティブBTCをトークン化するUnit系の資産と比較されることがある。
Wrapped(ラップ)トークン らっぷとーくん
あるトークンを別の規格で扱えるよう包んだもの。HyperEVM上でHYPEをERC-20化したWHYPEや、ビットコインをEVMで扱うWBTCが例。

五十音129語

アイソレートマージン
ポジションごとに証拠金を分離する方式。損失をそのポジション分に限定できる。
アルトコイン
ビットコイン以外の暗号資産の総称。
アンステークキュー
ステーキング残高をSpot残高へ戻す際の待機期間。Hyperliquidでは、staking accountからspot accountへのtransferを開始すると7日間のキューに入り、完了後にSpot残高へ反映される。単にunstakeしただけではなく、Spotへのtransfer操作が必要な点に注意。
アンロック
ロックされていたトークンが時間経過で流通可能になること。コア貢献者分などのアンロックは供給側の重しになりうる。
イーサリアム Ethereum
スマートコントラクトを実装した代表的チェーン。EVMの元になり、多くのDeFiの基盤。
維持証拠金 いじしょうこきん
ポジションを保有し続けるために最低限必要な証拠金。割り込むと清算対象になる。
委任(デリゲーション) いにん
自分のHYPEを特定のバリデータに預けて報酬を得る操作。Hyperliquidでは委任と表現される。鍵の管理は手元に残る。
インデックス価格(指標価格) いんでっくすかかく
原資産の本来の価格を示す参照値。オラクルが供給し、ファンディングや清算の基準になる。
インデックス無期限契約 いんでっくすむきげんけいやく
単一銘柄ではなく複数銘柄を束ねた指数に連動する無期限契約。複数株をまとめた指数などが例。
ウォレット
秘密鍵を管理し、署名や資産の保管を行うソフトウェアや機器。自己管理型では資産の所有権を自分で持つ。
エアドロップ
条件を満たした利用者へトークンを無償配布する施策。新規ユーザー獲得と保有の分散に使われる。
エクスプローラ
チェーン上の取引やアドレスを検索・閲覧できるツール。Hyperliquid系ではHypurrscanなどがある。
エントリー価格 えんとりーかかく
ポジションを建てた平均取得価格。損益や清算価格の計算基準になる。
オーダーブック(板) おーだーぶっく
売り注文と買い注文を価格帯ごとに並べた一覧。Hyperliquidはこれをフルオンチェーンで運用する。
オラクル
チェーン外の価格データをチェーンに取り込む仕組み。perpの指標価格、ファンディング、清算に不可欠で、データの歪みや操作は不当な清算につながる可能性がある。
オラクル操作 おらくるそうさ
価格情報源を意図的に歪めて不当な清算や決済を引き起こす攻撃。薄い現物市場を突く手口が知られる。
オンチェーン
処理や記録がブロックチェーン上で行われること。Hyperliquidは板や清算までこれで完結させる点が特徴。

買い戻し(バイバック) かいもどし
プロトコルや企業が市場などから自社トークンを取得すること。一般にはバーンを伴わない場合もあるが、HyperliquidのAssistance Fund文脈では、手数料から変換されたHYPEがバーン扱いとなる点が特徴。
カウンターパーティ
取引の相手方。レンディングやperpでは誰が相手かがリスクの所在を決める。HLPが相手になる場面もある。
加重中央値 かじゅうちゅうおうち
複数の値を重要度で重みづけして真ん中を取る集計方法。Hyperliquidのオラクルは取引所価格をこの方式でまとめる。
カストディアン
資産を預かり保管する主体。誰が握るかが信頼とリスクの所在を決める。
株perp(トークナイズド株perp) かぶぱーぷ
株価に連動する無期限先物。現物株ではなくUSDC建ての差金決済で、配当や株主権はない。HIP-3市場で扱われる。
ガス代 がすだい
HyperEVM上で取引を実行する際に支払う手数料。HYPEで支払う。HyperCoreの板取引でかかる取引手数料とは別物。
ガーディアン
Unit Protocolで入出金処理に関わる運用者ネットワーク。各Guardianは対応チェーンのノードやインデクサを運用し、MPC/TSSを通じてプロトコル操作に参加する。
ガバナンス
プロトコルの意思決定の仕組み。Hyperliquidではバリデータ投票がUSDH発行体選定、HIP-3デプロイヤーへの対応、緊急時の市場処理などに関わるため、分散性と裁量介入のバランスが論点になる。
期末時価評価 きまつじかひょうか
法人が保有資産を期末の時価で評価し損益に反映する会計処理。法人のHYPE保有課税の論点になる。
金商法 きんしょうほう
金融商品取引法。日本で暗号資産規制が将来移行する可能性が議論される枠組み。
クロスマージン
口座の残高全体を証拠金として共有する方式。一つのポジションの損失を他の余力で支えられる反面、連鎖清算のリスクがある。
クローズドソース/オープンソース くろーずどおーぷんそーす
コードが非公開か公開か。Hyperliquidのノードソフトが長く非公開だった点が分散性批判の一つになっている。
グロースモード
HIP-3市場で手数料や各種制限を大幅に下げ、出来高を呼び込むための設定。デプロイヤーが選べる。
限月 げんげつ
先物契約の満期にあたる期限。無期限先物にはこれがない。
コア貢献者(Core contributors) こあこうけんしゃ
Hyperliquidを開発・運営する中心メンバー。トークン配分の一定割合が割り当てられており、アンロック時期や流通への影響が供給側の論点になる。
コピートレード
他者の取引をそのまま追随する運用。HyperliquidではユーザーVaultがこれに近い。
コミッション
バリデータが委任者の報酬から差し引く手数料。Hyperliquidでは一度設定すると大幅な引き上げが制限され、ステーカーが不当に搾取されにくい。
コールドスタート問題 こーるどすたーともんだい
流動性も利用者もない初期状態から、どちらを先に呼び込むかという難題。新規取引所の最大の壁。
コンセンサス
分散したノード間で取引の正しさに合意する仕組み。

裁定取引(アービトラージ) さいていとりひき
価格差を利用して利益を得る取引。perpと現物の乖離を埋め、価格を収束させる役割も果たす。
差金決済 さきんけっさい
現物の受け渡しをせず、価格差の損益だけを現金でやり取りする決済方法。株perpはこの方式で、実際の株は動かない。
指値注文 さしねちゅうもん
価格を指定して出す注文。その価格以下の買い・以上の売りでのみ約定する。
サブアカウント
1つの主口座の下に作る独立した子口座。戦略や資金を分けて管理できる。スポットとパープの残高区分(Spot/Perp account)とは別の概念で、こちらは口座そのものを分ける仕組み。
雑所得 ざつしょとく
日本の所得区分の一つ。個人の暗号資産損益は原則これに分類され総合課税となる。
しきい値署名 しきいちしょめい
複数の鍵のうち決められた数が揃うと有効になる署名の総称。2-of-3などの形で、単独署名による持ち逃げを防ぐ。
資金決済法 しきんけっさいほう
現在の日本で暗号資産交換業などを定める法律。
シードフレーズ
ウォレットを復元するための単語列。これを知る者が資産を支配できるため、厳重に保管する。
証拠金(マージン) しょうこきん
ポジションを保有するために差し入れる担保。これを下回ると清算が近づく。
ショート
価格下落で利益が出る売り持ちのポジション。
署名 しょめい
取引やメッセージに秘密鍵で承認を与える操作。内容を確認せず署名すると資産を抜かれる危険がある。
署名フィッシング しょめいふぃっしんぐ
正規の操作を装って悪意ある署名をさせ、資産を奪う詐欺。
ジェネシスエアドロップ
立ち上げ期に供給の大きな割合を初期ユーザーへ無償配布した出来事。VCに偏らない需給を作った象徴とされる。
時価総額 じかそうがく
発行済みトークン数に価格を掛けた市場価値。規模やバリュエーション比較の基本指標。
実効フロート じっこうふろーと
市場で実際に流通しうるHYPEの量。ステーキングやETF/ETP・トレジャリーにロックされた分を除いて考える。集中度が価格の振れ幅に効く。
上場廃止(delisting) じょうじょうはいし
ある市場やシンボルの取引を停止すること。Hyperliquidではバリデータの判断で行われることがあり、JELLY事件で論点化した。
ステーキング
トークンをロックしてネットワーク維持に貢献し報酬を得ること。HYPEは選んだバリデータへ委任する形で行う。
ステーブルコイン
法定通貨などに価値を固定した暗号資産。USDCやUSDTが代表。perpの証拠金に使われる。
スプレッド
最良の買い気配と売り気配の差。狭いほど流動性が高く取引コストが低い。
スマートコントラクト
条件を満たすと自動実行されるチェーン上のプログラム。
スラッシング
ステークした資産を、不正や危険な挙動への罰として没収する仕組み。Hyperliquidの通常ステーキングでは、現時点で自動スラッシングは実装されていない。一方、HIP-3のデプロイヤーについては、悪意ある市場運営やプロトコルの安全性を損なう挙動があった場合、バリデータ投票によりステークがスラッシュされる可能性がある。
スリッページ
注文時に想定した価格と実際の約定価格の差。流動性が薄いほど大きくなりやすい。
清算 せいさん
証拠金が維持水準を下回ったとき、ポジションが強制的に決済されること。
清算価格 せいさんかかく
ポジションが清算される価格水準。証拠金とレバレッジから決まり、ここに触れると強制決済される。
清算バックストップ せいさんばっくすとっぷ
通常の清算で損失を吸収しきれないときに備える受け皿。Hyperliquidでは清算処理やHLPなどが関わり、極端な相場でシステム全体の損失をどう処理するかという観点で重要。
セルフカストディ
資産を取引所に預けず、自分の鍵で自分で管理すること。
セルフトレード防止 せるふとれーどぼうし
同一主体の売りと買いが約定してしまうのを防ぐ仕組み。
総合課税/分離課税 そうごうかぜいぶんりかぜい
所得を合算して累進課税するのが総合課税、他と分けて一定税率で課すのが分離課税。暗号資産の課税方式改革の焦点。

単一障害点 たんいつしょうがいてん
そこが壊れると全体が止まる急所。ブリッジや少数の鍵による資金管理が指摘される。
ダッチオークション
価格を時間とともに下げていき、最初の入札で落札が決まる方式。HIP-1のティッカー割り当てやHIP-3の市場開設枠に使われる。
ティッカー
資産を識別する短い記号。HIP-1ではティッカーがダッチオークションで割り当てられる。
手数料ティア てすうりょうてぃあ
取引量やステーキングに応じて手数料率が変わる段階。出来高が多いほど安くなる。
出来高(ボリューム) できだか
一定期間に取引された総額。OIと並ぶ規模の指標で、フローの大きさを示す。
デプロイヤー
HIP-3で無期限先物市場を開設・運営する主体。市場定義、オラクル、レバレッジ制限、必要に応じた決済処理などに責任を持ち、手数料シェアを受け取る。一方で、悪意ある運営やプロトコルの安全性を損なう挙動がある場合、ステークしたHYPEがバリデータ投票によりスラッシュされる可能性がある。
デルタニュートラル
買いと売りを組み合わせ、価格変動の影響を打ち消した状態。ファンディング収益などを取りに行く際に使う。
トークノミクス
トークンの供給・配布・需要・インセンティブ設計の総称。価値の持続性を左右する。
トランザクション Transaction
チェーンに記録される操作の単位。送金や約定、署名がこれに当たる。Txと略す。
取引所トークン とりひきじょとーくん
取引所が発行し、手数料割引や買い戻しの対象になるトークン。BNBやFTTが知られる。
毒性フロー どくせいふろー
マーケットメイカーに不利な情報を持った注文の流れ。HLPやMMの損失源になり、JELLY事件では攻撃の手段になった。
ドローダウン
資産価値が高値からどれだけ下落したかの幅。Vaultや運用のリスクを測る。

成行注文 なりゆきちゅうもん
価格を指定せず、その場の最良値で即座に約定させる注文。
ノード
ブロックチェーンの取引を検証・記録する参加コンピュータ。バリデータはノードを運用する。
ノンカストディアル
中央集権取引所のように運営会社の内部台帳で資産を預かるのではなく、ユーザー自身のアドレスに紐づくオンチェーン状態として資産やポジションを扱う設計。秘密鍵の管理や署名の責任はユーザー側に残る。

反射性(リフレクシビティ) はんしゃせい
価格と需要が相互に増幅し合う性質。出来高増→買い戻し→価格上昇→参加者増の好循環が、逆方向にも同じ強さで働きうる。
バリデータ(Hyperliquid) ばりでーた
HYPEのステークを集めてコンセンサスに参加し、ブロック生成やネットワーク運営に関わる主体。委任者からコミッションを取り、バリデータ投票を通じて一部のプロトコル意思決定にも関わる。
バリュエーション
資産価値の評価。HYPEは手数料収益などを基に上場取引所と比較される。
秘密鍵 ひみつかぎ
資産を動かす権限そのものにあたる鍵。漏洩すると資産を失う。
ビットコイン Bitcoin
最初の暗号資産。価値保存の基軸とされ、HYPEの値動きも相場全体としてこの方向に影響を受ける。
ビルダーコード
第三者のフロントエンドやアプリが、ユーザーの注文送信に関わることで手数料を受け取れる仕組み。ユーザーはbuilderごとに最大手数料を承認し、後から取り消すこともできる。承認操作はmain walletで署名する必要があり、外部UIを使う際は承認内容を確認したい。
ファイナリティ
取引が確定して覆らなくなること。HyperliquidはHyperBFTにより一ブロックで確定し、清算や約定を即座に反映する。
ファーミング
報酬やポイントを狙って資金を動かす行為。期待が出来高を押し上げる反面、定着しない資金にもなりやすい。
ファンディングキャプチャ
ファンディングの受け取りを狙ってポジションを組む手法。価格変動を相殺するデルタニュートラルと組み合わせることが多い。
ファンディング精算 ふぁんでぃんぐせいさん
ファンディングの受け払いが実際に行われるタイミング。Hyperliquidの通常perpでは毎時精算され、CEXで一般的な8時間ごとの精算と比べて短い間隔で価格乖離の調整が働く。
ファンディングレート
perp価格を指標価格に近づけるため、ロングとショートの間で定期的に受け払いされる料率。乖離が大きいほど支払いも大きくなりやすい。基本的には当事者間のやり取りで、プロトコルの直接収益とは区別される。
含み損益 ふくみそんえき
まだ決済していないポジションの評価上の損益。価格が動くたびに変動する。
ブリッジ
異なるチェーン間で資産を移す仕組み。攻撃対象になりやすく、出入口のリスクとして語られる。
ブロックチェーン
取引履歴を分散したネットワークで共有・記録する台帳技術。
分散化シアター ぶんさんかしあたー
分散型を標榜しながら、運営の裁量介入が可能な状態への批判的な呼び方。JELLY事件で持ち上がった論点。
プレミアム
perp価格が指標価格からどれだけ乖離しているか。正なら割高でロングが支払う側、負なら割安でショートが支払う側になる。ファンディングの計算に使われる。
ベーシス
先物価格と現物価格の差。ファンディングや裁定取引の損益の源泉になる。
ベータ
市場全体の動きにどれだけ連動するかの度合い。高ベータの資産は相場の上下に大きく振れる。
ペッグ/デペッグ ぺっぐ
価値を特定の基準に固定することがペッグ、それが外れて乖離することがデペッグ。
法定通貨(フィアット) ほうていつうか
国家が発行する通貨。円やドルなど。ステーブルコインの価値の裏付けになる。
ホットウォレット/コールドウォレット ほっとこーるど
常時ネットに接続した使い勝手重視のものがホット、オフラインで保管する安全重視のものがコールド。
ホワイトリスト
あらかじめ登録した宛先のみ送金を許可する仕組み。不正送金の抑止に使う。
ボラティリティ
価格変動の大きさ。レバレッジ取引のリスクと密接に関わる。
ポイント
利用量に応じて貯まり、将来の配分基準になりうる指標。継続利用を促す。
ポジション
建てた取引の持ち高。ロングかショートか、数量、証拠金、含み損益などで状態が決まる。
ポートフォリオマージン
複数ポジションのリスクを相殺して必要証拠金を算出する方式。資金効率が上がる上級者向けモードで、Hyperliquidではアルファ機能として提供される。利用条件や対象市場、リスク管理上の制約を確認したい。

マーク価格 まーくかかく
清算や含み損益の判定に使う基準価格。一時的な約定値の乱高下で不当な清算が起きないよう、オラクル価格や複数ソースを加味して算出する。
マクロ
金利や景気など経済全体の動向。暗号資産の地合いを左右する。
マーケットメイカー(MM) まーけっとめいかー
売り買い両方の注文を出して流動性を供給し、スプレッドから収益を得る主体。
マージンティア
ポジション規模に応じて必要証拠金率が変わる段階設定。大きな建玉ほど高い証拠金を求められる。
マルチシグ
資金移動に複数の鍵の署名を必須にする運用。単一障害点を避けられるが、誰が鍵を持つかの透明性が課題として指摘される。
マルチプル
収益などに対する価値の倍率。割安・割高を測る物差し。
ミント/バーン みんとばーん
発行して数量を増やすことがミント、消滅させて数量を減らすことがバーン。Hyperliquidでは、Unit系資産の入出金、Assistance Fund内のHYPE、HIP-1スポットトークンの手数料処理など、複数の文脈で使われる。
無期限先物(perp) むきげんさきもの
限月(満期)のない先物。ファンディングを使って価格を現物指標に繋ぎ止める。暗号資産デリバティブの主流。
メイカー/テイカー めいかーているか
板に流動性を置く側がメイカー、それを取って即約定する側がテイカー。手数料が異なり、メイカーは優遇されやすい。

約定 やくじょう
注文が成立して取引が確定すること。
ユーザーVault ゆーざーぼーると
個人やチームが運用者となり、他者の資金を集めて運用する仕組み。フォロワーは成績に応じた損益を受ける。戦略の中身が十分に見えない場合もあるため、過去成績、ドローダウン、運用者のリスク管理を確認したい。
予測市場 よそくしじょう
将来の出来事に資金を賭け、その価格を確率とみなせる市場。Polymarketが代表。

リキッドステーキング(HYPE) りきっどすてーきんぐ
ステークしたHYPEを表す流動性トークンを受け取り、ロック中も別の用途に使える仕組み。kHYPEやstHYPEなどがある。
リスクオフ
投資家がリスク資産を避け安全資産に資金を移す局面。反射ループの逆回転トリガーになりうる。
リファラル
紹介経由の利用に報酬や割引を与える仕組み。Hyperliquidでは取引手数料やステーキング割引などと合わせて、ユーザー獲得・流通経路の一部を担う。
流動性の自己強化ループ りゅうどうせいのじこきょうかるーぷ
流動性が深いほどスプレッドが狭まり、参加者と出来高が増え、さらに流動性が深まる循環。複製が難しい競争優位の源泉とされる。
流動性プール りゅうどうせいぷーる
利用者が資金を出し合い、取引の原資とするプール。AMMの土台になる。
ループ戦略 るーぷせんりゃく
預けた資産を担保に借り、それを再び預けてレバレッジを高める手法。金利変動と清算の連鎖に弱い。
レイヤー2(L2) れいやーつー
L1の処理を肩代わりして高速・低コスト化する上位レイヤー。Arbitrumが代表例。
レイヤー1(L1) れいやーわん
それ自体で完結する基盤チェーン。Hyperliquidは独自のL1にあたる。
レバレッジ
証拠金を担保に、その何倍もの規模で取引すること。利益も損失も拡大する。
レンディング
暗号資産を貸し出して利息を得る運用。CeFi型は事業者へ貸し、DeFi型はプロトコルに預ける。
ロバスト価格指数 ろばすとかかくしすう
清算やマーク価格の算出を操作されにくくするため、複数の価格ソースを組み合わせて作る頑健な指標値。瞬間的な板の歪みによる不当な清算を防ぐ。
ロング
価格上昇で利益が出る買い持ちのポジション。
出典・一次情報(公式ドキュメント)

用語の説明は初学者向けに要約したものです。手数料・ステーキング・HIP・ブリッジ等の最新仕様は、必ず公式ドキュメントの最新版をご確認ください。

学んだら、
運用という選択肢を。

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